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  • 執筆者の写真Yohei Suzuki

アメリカの“リアル”を初体験(EP.2)

朝起きて寝室から下の階へ降りると、昨日は疲れのあまり気づかなかったクリスマスツリーがお出迎えをしてくれた。

24時間の飛行機の移動疲れはすっかり忘れて一日のはじまりにワクワクが止まらない。はじめて泊まるアメリカの家の中を見回すのも面白いのだが、お腹が空いたので近くの小さいなコンビニへ足を運んだ。

私の住んでいる東京では、家を出てすぐ10分も歩けば目に入る”コンビニ”であるが、ここではまだ個人商店のビジネスが根付いているようだ。もう少し人が集まる場所に行くとセブンイレブンなどもあるのだが、日本と同じコンビニとは少し違う。やはり、清潔感や品揃えなど日本は相当ハイスタンダードであることに気づかされる。


フィラデルフィアの街中にあるこのような小さな商店には決まって”ホーギー”という、分厚い長いイタリアンロールに、ハムとレタスとトマトが挟まれたサンドイッチが楽しめる。”フィリーチーズステーキ”も有名であるが、ヘルシーな”ホーギー”が私は好きだ。


”フィッシュタウンマーケット”でアメリカらしい食べ物を買い占めた後は、チャンネル数が多すぎて、どの局を見たら良いのか分からないテレビを見ながら、ふかふかのソファーでくつろいでいると、あっという間に夜に。


夜の街へ

街を歩いているだけで、目に入ってくる景色はすべて新鮮で面白い。まるでディズニーランドにはじめて行った時のような感覚だ。「どんな世界が待っているのだろう」とワクワクが止まらない。

当時、義理の兄が働いていたイスラエル料理のお店"Zahav(ザハブ)"へ。フィラデルフィアでは有名なレストランだそうで、著名人も訪れるそうだ。ここではじめて食べた”フムス”という料理は、特に思い出の一品である。ひよこ豆をペースト状にした料理で、パンなどをディップして食べると、優しい味とともに、ほのかなニンニクやレモンの香りが楽しめて、とても美味しい。ちなみに、日本でもフムス料理が楽しめるお店は意外と多い。


時差ボケの呪い

滞在2日目にしてまず襲い掛かってきたものは”時差ボケ”だ。13時間の時差があるため、睡眠サイクルや食事の時間を調整するのが、なかなか難しい。真夜中の3時に起きて、エミリーと一緒に近くのダイナーへ通った。朝に寝て、夜に起きる生活はなかなか辛いものがある。


街並みの違いが面白い

朝起きて街を歩いているだけで、日本との違いが楽しめる。住宅街の道はすべて一通で、道の両側に駐車できるスタイルになっている。もし両側に駐車しなければ、二車線にできるのではないかと思うのだが、これがアメリカのスタイルなのだろうか。


そして、建物も面白い。日本では古いビルや家屋は崩し、新しい建物を建てるというのが当然だ。プラスチックのような見かけの壁でできているアパートがほとんどで、レンガでできている建物はほとんど見ない。アメリカでは建物を崩さずに、部屋をリノベーションするということが文化なようである。アメリカといってもかなり広いので、これはフィラデルフィアに限った話なのかもしれない。


東海岸に来たのであれば、やはり見逃せないのがニューヨーク。次の記事では”タイムズスクエア”にはじめていった体験についても触れていきたいと思う。

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